サービスグリッドとはWebサービスを集積して共有するためのソフトウェア基盤です.独立行政法人 情報通信研究機構が開発したサービスグリッドサーバソフトウェアによって実現されます.著作権など複雑な知財の権利が絡む資源をWebサービス化し,サービスグリッド上で共有することで,提供者は資源を保護しながらサービスを提供することが可能になります.
サービスグリッドは,言語サービス(言語資源や言語処理ツールをサービス化したもの)を扱う「言語グリッド」や,農業サービス(農業知識や圃場情報センサをサービス化したもの)を扱う「農業サービスグリッド」,教育サービス(オープンコースウェアやe-Learningシステムをサービス化したもの)を扱う「教育サービスグリッド」など様々な分野への応用が期待されます.
オープンサービスグリッドイニシアティブでは,これらの多様なサービスグリッドを各運営組織が運営し連携して接続することで,連邦制運営モデルによるドメイン横断的なオープンなサービスグリッドを構築することを目的としています.
現在,最初の試みとして,京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻とタイ国立研究所NECTECが連邦制運営によって,言語サービスを対象としたサービスグリッドである「言語グリッド」を実現しています.